本種は、英国原産にて洋梨中最も知られた品種。果形はひょうたん形で果色は緑黄色にて熟すれば黄色となる。果実が230g位。肉質柔軟で緻蜜多汗、甘味多く品質優良。樹勢旺盛で豊産性。収穫期8月下旬〜9月下旬で迫熟日数は1週間。加工・生食に優秀品種。
本種は、フランス原産にて樹勢旺盛。豊産性(極めて豊産性で摘果をしないと枝がおれる位である。)果重530g位と大玉で、果形はびん状、果色は黄色である。果肉は白色で多汁、肉質は良いが頭部に繊維質がのこる。糖度は9.2度位で、酸味がなく「さわやか」な甘さで、食味はたいへん良好。品質、日持ちも良い。収穫期は山形で9月18日頃で、迫熟日数は15日〜20日。食味で勝負できる有望品種。
本種は、ベルギー原産で一名日緬紅という。樹勢強健寒冷地に適し、腐燗病に強く樹の肥大力が大である。果実は倒卵堤状形で、果皮は、黄色の地に満面淡褐色の斑紋に被われ、陽光部は鮮紅色を呈す。肉質は粗なるも柔軟にして多汁甘味に富み香気あり、品質優秀である。熟期はバートレットに続き収穫できる。近年西洋梨栽培農家の間で「ラ・フランス」の胴枯病対策及び樹勢強健にすべく、本種の中間台利用が増加している。
本種は、北海道で多く栽培されている品種である。果実は200g前後と小さく果形は倒卵型で果皮は緑黄色に陽光面が赤く着色する。果肉は白黄色で肉質はとろりとした溶質で多汁芳香があり、品質食味共に良好である。収穫期は山形で9月上〜中旬。